概要

10080系は1988年4月に10030系と同時に登場した通勤形電車である。外観や内装は10030系と同じくステンレス車体とロイヤルマルーンの帯に黄緑色のオールロングシートであるが、制御装置は10000系・10030系の界磁チョッパ制御とは異なり、東武で初めてVVVFインバータ制御が採用された。試作車的位置付けなため、4両1編成のみの在籍である。

VVVF

登場時はGTOで主電動機は170KWで、歯車比は6.21であった。本形式の性能はその後100系に生かされたが、10000系や10030系と連結出来るように走行性能も揃えられた。

機器更新

2005年後半から制御装置の不具合により暫く休車になっていたが、その後、50000系列と同じIGBTに更新された後試運転を経て、2007年9月12日から営業運転を再開した。変更点は以下の通り。

素子をGTOからIGBTに変更
主電動機が170KWから165KWに下げられる
歯車比が6.21から5.44に落とされ、高速向けになる

歴史

1988年4月 営業運転開始
2005年(時期不明)一時休車
2007年9月12日 機器更新を終え、営業運転に復帰

運用

登場以来10000系・10030系と共通運用が組まれており、10000系列の他30000系とも連結する。現在の運用路線は以下の通り。

伊勢崎線 浅草・太田
日光線 東武動物公園・新栃木

過去

伊勢崎線・太田・伊勢崎
宇都宮線 全線

種別

区間急行
区間準急
普通

過去

準急

戻る

TOP